山の声を届けたい

こんにちは。

こんにちは。と書くときいつも「は」なのか「わ」なのか躊躇しますが、日本語として正しいのは「は」だそうです。


代表の瀧島です。


昨日の午前中、私が呼びかけ人になっています「地域家守り塾」という会で奥多摩まで行ってきました。

この会のメンバーは材木屋さんやリフォーム会社さん、工務店さんなどで構成されている会で、いろいろとみんなで勉強している会です。


現在木材流通は外国からほとんど木材が入ってこないことから「ウッドショック」なんて呼ばれ、実際にお家が予定通り建たないような状況に陥っています。


昨日の視察はそんなウッドショックとは全く関係なく、東京の山の現状を知るためにみんなで奥多摩に集まりました。

案内をしてくれたのは弊社のビジネスパートナでもあります東京・森と市庭さん。この森と市庭さんとは主に保育園さんや幼稚園さんに対する木育事業で一緒にお仕事をさせてもらってます。


視察は、木育のプログラムで子供たちに間伐体験などをしてもらっている東京・森と市庭の社有林で行いました。

ちなみに上の切り株、樹齢何年だと思います?

正解は最後に。


普段材木を売ったり、使ったりしているメンバーから今日は何通か昨日の感想をメールで送ってくれましたが、ほぼ全員のメールに書かれていた共通の言葉が、「普段材木使っているのに山のことについて知らないことが沢山あった」ということです。


私たちですらそんな感想が出てくるんですから、一般の方たちはもっと山のことを知らないと思うんですよね。これって環境、環境って政治家を筆頭にわかったような口ぶりで騒いでいますけど、実際は山のこと全然わかってないんじゃないのかなって今更ながら感じたわけです。


これは材木使ってメシを食っている我々の責任は重大だなって。


もともと自分はことあるごとに「材木屋の三代目として東京の山に恩返しがしたい」なんてもっともらしいことを言いながら、山のことを一般の人たちに伝えることを全然してこなかったなって改めて感じました。


子供たち木に触れる機会を作ることは意識してきたつもりですが、もっと山の声を皆さんに伝える努力をしなきゃいけないなと感じました。


日本の山の多くは人工林。

人が責任をもって手を入れ続けることが環境を守ること。

そのために何ができるか?

皆さん一緒に考えてみませんか?


ちなみに写真の木は年輪を数えた限り、樹齢72だそうです。

72年かかって取れる柱はたった1本。

そしてその柱が1本3,000円程度。


これを安いと見るか、高いと見るかはあなた次第です!